時の永さが痛みだけを増幅させてゆく。
愛する事の罪を初めて知った恋。
そして、静かな日々が訪れた。
心を激しく揺さぶる甘い疼きを抑えながら、
それでも友達に戻れると信じていたのは、私だけだったのだろうか。
「どうか一言、返事を下さい。」
別れの言葉すら届かない事を知りながら、最終期限を送信する。
この恋を忘れてしまおうと心に決めて、強く自分に言い聞かせるために。
「さよなら」でもいいから、もう『待たせないで』。
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愛する事の罪を初めて知った恋。
「もう少し、早く出逢っていたら。」
夜明けが迫っていた。
藍色に染まり始めた空を見上げて、長いため息をつく。
「全てが違っていたかもしれないね。」
そして、静かな日々が訪れた。
心を激しく揺さぶる甘い疼きを抑えながら、
それでも友達に戻れると信じていたのは、私だけだったのだろうか。
「どうか一言、返事を下さい。」
別れの言葉すら届かない事を知りながら、最終期限を送信する。
この恋を忘れてしまおうと心に決めて、強く自分に言い聞かせるために。
「さよなら」でもいいから、もう『待たせないで』。
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最終更新日 : -0001-11-30