【報告書】作成者：ましろ

今夜の光景は、黒い背景。
そして語られたのは

真の姿ーリアルー

事前に知らされていたのは
時間とダンスの振り付け。
記憶喪失。
ひとつだけ覚えている、という設定。

「ゲームが好き」のはずだった。

優しさは正しさ。マナーだと思っている。
正しい人でありたいが故に、信念であり美学。
それだけは忘れない。
優しさは僕が僕を足らしめる上で考え得る事。
僕は僕を優しいと思っている、日頃から。
ここ5年、ずっと思っていること。
（ここ5年。配信者としての心構えみたいな？
優しさは他人のためとは限らない。
自分に優しい、他人に優しいの両面がある。

囚人のジレンマ、テセウスの船。
テーマとなっている作品はよく見ている。
どちらも真剣に考えたことがある。

1日目で既に自己犠牲の覚悟はあった。
以降は本人の意思を確かめて尊重したかった。

親のエゴが死ぬほど嫌い。
気持ちが悪い。軽蔑してる。
（断罪室の時にも言ってた、ね。
エゴが子供の望まぬ形だったら、嫌。
一致していれば多少エゴが強めでも構わない。
子供が違和感を持たずに受け入れ、
間違いに後から気付く分には。
親が思う幸せと子の幸せは本当に違う。
他人でもそれは同じこと。
他人が考える幸せと、
自分が感じるそれは別のもの。

親子の対話シーンで後ろを向いていたのは、
部外者である自分を自覚していたから。

機械の体でも心が自分なら譲れない事はある。
（きのこはイヤですか、そうですか。
機械の身体を選ぶかもしれない、と思う。
3年生きられない可能性あるよ、ヒトの身体。
3年保証は長いよ、人間の。
今から3年生きてたら。割と上等、かもよ？

ここまでの3年とこれからの3年は、
まるで違う。
（真面目な顔になった。

あの少女は誰なのか、ってずっと思ってた。
全ての公演が終わったら
運営側の意見を聞いてみたい。
次回があったら。医者かナレーション。

ー　終演　ー

ノゾイテ、ミタイ。

（あなたは優しいヒト、ですね。）

欲望が、充たされて。
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BGM：惜別/叶
【惜別/MV】　/　【惜別/歌詞】