【報告書】作成者：ましろ

・山本美優：大学の目の前にある学生用のアパート。安いワンルームマンション。すぐに追い詰められるし、追い詰められると自分でもわけのわからないことをしてしまう。
・久瀬：山本美優と同じ小学校にいたのは秋から冬にかけて。10年前に消えた少年。消息はわからない。
・アルベルト（女性）：どこか冷たく感じる声。
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・枕元のミルキーを一粒、口の中に放り込む。しばしば食べているのに懐かしい味だと感じた。ほんの少しだけ気持ちが安らぐ。
・うちの大学はとても小さくて、校舎の形や並び方も、他の大学よりもなんだか子供っぽい。その風景はしばしば、私をノスタルジックな気分にさせた。
・アルベルトは「別に偽名というわけでもない。あだ名が近い」

・センセイ：聖夜協会を作った人物。聖夜協会において絶対。支配しなくても君臨していた。10年前に姿を消し、これまで決して見つからなかった。数人の聖夜協会員に招待状を送った。
・アルベルト：センセイが消えるのと一緒に姿を消していた「元」聖夜協会員。センセイに極めて近しいと噂される女性。
・山本美優：聖夜協会員でさえない、ただの大学生。
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・嘘にはふたつの種類がある。良い嘘と悪い嘘。それもひとつの分類ではあるが、たいていそれらは混じり合っていて、本人にだって区別できるものじゃない。もっとわかりやすい分類がある。一方は人を操るための嘘で、もう一方は自分を操るための嘘だ。
・招待状は6通。現役の聖夜協会員3人（八千代ではない）、新入りの協会員、元聖夜協会員のアルベルト（女性）、山本美優。
・５通の招待状には、山本美優という少女が参加することになればよろしく頼む、とセンセイ自身の直筆で書かれていた。
・24日がオレたちの思惑通りに進めば、それでいい。
・招待状の送付元は全て異なり、書店の住所。
　三省堂書店 札幌店
　書泉ブックタワー
　アシーネ 東戸塚店
　本のがんこ堂 唐崎店
　TSUTAYA AVクラブ近見店

――To be continued

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