宮野/久瀬母/久瀬父/雪
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・聖夜教典の内容。お母さんが亡くなり、男の子は言いつけを守って正しく生きようとする。正義感が強すぎて、なかなか周りに受け入れられない。それでも頑張る話。
・久瀬母が亡くなったのは久瀬が8歳の頃。最期の言葉は「がんばって」。その年を最期にクリスマスパーティへ行かなくなった。
・久瀬父と全力疾走。「ぶっ倒れてから見上げる星が、いちばん綺麗なんだよ」
・みさきと過ごしたクリスマスの回想。動画「少年ヒーロー」と合致。
・【久瀬がずっと昔から嫌いなもの】友達が叱られるのを隣で聞いていること。誰かが決めた良い子の定義。異口同音の慰め言葉。うつむいている女の子。
・ボイスレコーダーには女の子から男の子に宛てたメッセージが吹き込まれているが、誰にも渡してはいけないと雪に指示されている。
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22番目の謎は、なぜこの物語は一部の情報が語られないのか、だ。
★久瀬へ:雑誌の件だが、宮野さん自身のことも少し疑った方が良いかもしれない。
宮野さんに聞くのは引き続きお願いするが、余裕があれば書店にも問い合わせてみて欲しい。
58番目の謎は、彼らの世界は「いつ」なのか、だ。
★久瀬へ:今年は2014年で間違いないか。
◇23番目の謎は、なぜ「彼女」は現実に現れたのか、だ。 ※ストーリー進行による公開
◇82番目の謎は、なぜバスは彼の元にしかやってこないのか、だ。 ※ユーザーアクションに対する公開/バス停
【再】21番目の謎は、彼らがどこにいるのか、だ。 ※7/30(24時頃)
★八千代に電話(050-3171-8006)。
→残念だがこの方法では連絡は取れない。君たちと彼らは極めて遠いところにいる。通常の電波は届かない。別の手段を探してくれ。
■久瀬太一/7月31日/19時 / 書籍P:264
・宮野
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・ベートーヴェンのアルバイトで陰陽術に関するインタビューのテープ起こしをする久瀬。宮野とつけ麺がうりのラーメン屋にて夕食。カウンターだけの狭い店内、セルフサービスの水、プラスチックのカップ、濃厚な魚介の味、ぱさっとしたチャーシュー。
・スイマの調査について尋ねると宮野がちゃちな小冊子『聖夜教典』を差し出す。件の広告主から新幹線のチケットと共に届けられた。「内容は、ある男の子の話ね。書き方が箇条書きっぽいからなかなか感情移入はできないけど、けっこう悲しい話よ。」「古典的な話ではあるんだけどね。お母さんが死んじゃうんだけど、男の子は言いつけを守って正しく生きようとするの。正義感が強すぎるから、なかなか周りに受け入れられない。それでも頑張る話」
■久瀬太一/7月31日/19時10分 / 書籍P:266(ただし表記は19:00)
・久瀬母:亡くなったのは久瀬が8歳の頃。
・久瀬父:もともと単純なようでわかりづらい人。
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・父の赴任先にいた久瀬は母が亡くなる2週間ほど前から東京の親戚の家に預けられていた。母の死因については今でも聞く気になれない。最期の言葉は「がんばって」。帰り道で泣いた。できるだけ声をひそめて、周りに気づかれないように。それから、よくわからないけれど、がんばろうと決めた。繰り返し聞かされる「がんばって」に疲れてしまう久瀬。
・長い間父が嫌いだった。母が亡くなった翌日になってから父はやって来た。何を考えていたのか、今でもわからない。
・四十九日が過ぎて、骨壺を墓に入れた帰り道。日暮れ。小さな公園まで全力で走るふたり。少し坂になった芝生があって、父がそこに座り込み、久瀬は隣に倒れた。父は、まっすぐ天頂を指す。「ぶっ倒れてから見上げる星が、いちばん綺麗なんだよ」母が死んでから久瀬は初めて泣いた。
・「あの時の星を、はっきりと覚えていて、だからオレはみさきを、クリスマスパーティから連れ出した。」
■久瀬太一/7月31日/19時20分 / 書籍P:269(ただし表記は19:00)
・久瀬:母が亡くなった年を最期にクリスマスパーティへ行かなくなった。
・雪:スマートフォンとボイスレコーダーは誰にも渡してはいけないと宮野に指示。
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・みさきと過ごしたクリスマスの回想。「泣くなよ。いこう」彼女はやっと顔を上げて、ちょっと濡れた目でこちらをみた。それから彼女はこちらの手を取ろうとして、ためらって。「いくぞ」オレは笑って、強引に彼女の手をつかむ。
・【久瀬がずっと昔から嫌いなもの】
友達が叱られるのを隣で聞いていること。
誰かが決めた良い子の定義。
異口同音の慰め言葉。
うつむいている女の子。
・スマートフォンとボイスレコーダーは誰にも渡してはいけないと雪に言われている。「ま、いいわ。あんたが使える奴だってわかったら、それくらいの手間はかけて(内容を書き起こして)あげる」
――To be continued
7月30日(水)9:00~24:05 ← 【概要】 → 8月1日(金)22:30~24:05
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最終更新日 : 2015-07-30