【報告書】作成者:ましろ

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2012-06-23 (Sat) 23:41

カノジョ。:真っ直ぐな視線。

多くは望まない。

ただ、見つめていられるなら。

それでも。

キミの視線を、意識してた。

いつだって。


視線が交差した、ほんの一瞬。

見過ごすはずもない。

彼女がはにかむように俯いた。
ほのかに熱を帯びた、その眼差しを隠すように。

(どうして・・・。)
(いつから・・・?)
(もしかして・・・!)

慣れない感覚に思考が乱れる。
ひとまず落ち着け。

大きく、深呼吸。

(・・・まさか、ね。)

都合の良すぎる解釈に、思わず苦笑い。
そっと目を伏せて、彼女の仕草に気付かなかったフリをした。

気軽に声を掛ける、なんてまだまだ無理。
挨拶されても、ひと言ふた言返すだけで精一杯。
それでも、ただ見つめていた頃に比べたら、
ひとつだけ確かな事がある。

きっともっと彼女を好きになる。

現在はそれだけで、いい。

2012年5月26日(土)

彼女の真っ直ぐな視線に気付いた。

「夜更かししたらダメ、でしょ。」
それは心地よく響く、穏やかなキミの声。


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最終更新日 : 2015-11-01