【報告書】作成者:ましろ

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2011-04-01 (Fri) 23:35

歩き出せたら、いいな。

3週間が過ぎて。

ACやテレビ東京に抗議や苦情が殺到した件について。

「人が危機的状況にあり心理的に抑圧されている場合には、
そのストレスを回避するための代替行動として、平和的・楽観的な雰囲気に嫌悪感を抱く」
のではないかと思えました。

復旧や復興など。
自らの胸に未来への目標を掲げたヒトは、強くなれる(強くならざるを得ない)けれど。

以前と変わらぬ日々を。
そう言われて罪悪感を全く感じない人は少ないのではないでしょうか。

「自粛」や「不謹慎」などの否定的な単語を繰り返し目にする事で
自らの言動・行動がまるで監視されているのではないか、といった強迫観念も生じかねない現状。
被災地以外の人々ですら不安症やうつ症状を訴えるのは、無理もない事でしょう。

また、抑圧された感情のバランスを修正すべく、のどかな光景を殊更に非難する。
その攻撃的衝動を抑えるのも、非常に難しい事のように思えます。

ナゼこんな事をマジメに語っているかというと。

つい先日、録画しておいたテレビ番組の中で流れたGoogleパーソンファインダーのCMを見て
「震災の時にもう少し早くこんな仕組みが出来てたら良かったのにねえ。」なんて
まるで寝言かと疑ってしまうような事を言うヒトがウチにいるからです。
今ごろナニを言ってるんでしょうか、まったく(怒

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4/5追記【参考記事】地震、その時Googleは 「1秒でも惜しい」と怒涛の開発、海外にもバトンつないで

Person Finderは、昨年1月のハイチ地震の際にGoogleが公開したシステム。
昨年2月のチリ地震や今年2月のニュージーランド地震でも利用されている。
牧田さんらはPerson Finderのユーザインタフェースを日本語化し、地震から2時間足らずで公開した。
被災地からも手軽にアクセスできるよう、すぐに携帯電話版の開発にも着手。その日のうちにリリースした。
口頭で伝えやすいよう、Person Finderの短縮URL「http://goo.gl/sagas」も準備したほか、
災害情報をまとめた特設ページも用意した。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1104/05/news015.html
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【参考サイト】Google日本Blog
2011 年 3 月 14 日
被災地の皆さまへ、避難所名簿共有サービス開始のお知らせ
http://googlejapan.blogspot.com/2011/03/blog-post_14.html
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ちなみにこの方。
計画停電が開始された時にも、所属グループすら把握していませんでした。

確かに、悲観的になりすぎる必要はありませんが。
ムダに楽観的、ノーテンキな姿を間近で見せられると

・・・ほんっとに、腹立たしい。

ちらっと風のウワサに聞いた
「成田離婚ならぬ震災離婚があるんじゃないか。」
そんなコトバも否定しきれない心境です。

マジで笑えない、っつうの。


さて。不安定な感情に振り回された週もおしまい。

本日は、新年度の始まり。

そろそろ顔を上げて。

もう少しだけ前に歩き出せたら、いいな。
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最終更新日 : -0001-11-30

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